やぎさわ便り八木沢里志 公式サイト

english
english

2024.09.12 Thu.

今日を生きる

いやいや、9月だというのになんて暑さ!真夏じゃないか。しかもバタバタしていて、なかなか日記を書く時間も取れなかった。少し余裕が出たので、また日記書いてくぞー。

こんな暑い日だというのに、ジウさんは相変わらず散歩をご所望。なので暑い中、今日も散歩へ。最近は近所のジウ・ファンからの声援も多い。しかしジウときたら、ちょっと挨拶すると、すげなく通り過ぎていく。さすがクールだね!漢だね!と心の中で思う私であった。

ところで、知り合いが最近何をやってもうまく行かないと悩んでいたのだけど、でもそういう時期って人生ではあるよね…。

むずかしいことはわからないけれど、人生とは大きな流れがあらかじめ決まっていて、うまくいく時もあれば全然うまくいかない時もあるものだと思う。自分の体験談的に。

そういうもんだと思って、うまくいかない時にあまり落ち込みすぎず、心配しすぎずに生きるのがいいんじゃないかなあと思う。

それこそ鳥がなぜ自分が飛んでいるのか考えないように、なぜ生きてるのかとかあまり深く考えず。ただ、目の前のことを粛々とやっていく。

欲にからめとられすぎず、いいことがあっても有頂天になったりせず、いつも人の幸せを願って。それが自分にとっては理想の生き方であり、人生かな。そんなことを思った日でした。

2024.08.29 Thu.

いつもの散歩

今朝はまだ台風の影響もなかったので、ジウといつものように散歩へ。明日からは大雨の予報が出ているので、しばらくジウの散歩も無理そう。いつも散歩行かないと「ワウワウワウ!」とジウはわかりやすく抗議してくるので、納得させるのに苦労しそう。

それにしても九州の方は台風の被害が早くも出ているようだ。あまり被害が出ないことを切に願う。天災だからしょうがないとはいえ、それによって普通の日常が失われてしまうのは誰にとっても苦しいものだ。

自分が被害にあわないで済んだからと言って、それで喜ぶのではなくて、人のことも考えられる人間でいたい。

日常といえば、ジウとの毎日の散歩も当たり前すぎていつもボンヤリ行って帰ってくるだけだけど、その一回だって人生でただ一度の一回なんだよね。ジウとだってずっと一緒にいられるわけではないし(いられたら嬉しいけど)、そんな何気ない日々の散歩も大切にしたいものだ。というのも、寝起きで行って本当にいつもボンヤリして帰ってくるので笑。

そういえば、今日も「猫も散歩するんですね」とにこにこ顔で近所の方に話しかけてもらった。ジウといると、そんなふうに小さな交流が生まれることが多い。

それもまた、ささやかだけれど大切な日常の出来事。そんな小さな交流でも、人の心は温かくなれるってこともまた、一つの事実だから。

2024.08.27 Tue.

オアシス再結成

また大きい台風が来ると聞いて、戦々恐々としている。先日の台風の際、うっかりピークの時間に車で出かけていて、大雨で大変な目にあった。一瞬にして道路が冠水してしまうし前は豪雨で見えないわで、ちょっと命の危険さえ感じるほどだった。ちゃんと台風の進路見て、無駄な外出は控えないといけないと反省。

などと思っていたら、イギリスのロックバンド・オアシスの再結成の報道が。これまでも噂になることはあったが結局はデマだった。今回はノエルもリアムもこの報道に反応しているとのことで、相当信憑性があるとのこと。いや、楽しみだ。我が青春の思い出のバンドのひとつ、オアシス。

去年はもう一つの青春の思い出のバンド、ブラーも再結成を果たし、おまけにもう出ないと思っていたニューアルバムまで発表してくれた(そしてこのアルバムは、過去最高といっていいほどの素晴らしい作品だった)。

オアシスも懐かしい曲だけをライブでやるだけでなく、できればニューアルバムも出してくれたら嬉しいなあと密かに期待!続報が待ち遠しい話題だ。

2024.08.26 Mon.

百日紅(さるすべり)の花

うちの家に前の家には立派な百日紅(さるすべり)の木が植っていて、この時期になると毎年、白い花が咲く。夏の間、ずっと咲いていて、最近ちょっとずつ花びらが落ちるようになってきた。

去年までよくその落ちた白い花弁をその家のおじいさんが朝から箒で掃除していた。ジウの散歩の時間とかぶるので、ほとんど毎日顔を合わせていた。

おじいさんは少し痴呆がはじまっていたらしく、顔を合わせるたびにこちらのことは忘れているようだった。それで「猫も散歩すんのかい?」と聞いてくる。毎回。こちらも「そうですね、猫だけどこの子は散歩するんですよ」と答える。するとおじいさんは、はははと笑う。結構気難しそうなおじいさんなのだけど、笑うとやさしい表情になるので、毎回そのおじいさんの笑顔が見たくて、何度でも答えていた。

今年はそのおじいさんの姿が見えない。なので、百日紅の落ちた花もそのまま、道路にたまっている。少し前まではその姿を庭先で見かけていたのだけど。お年だったし、ホームにでも入ったのかもしれない。なんにせよ、お元気にしていればいいなあと思うのだけど。

ずっと当たり前で変わらないことなんてないのだけどね。それでも、やっぱりおじいさんのあの笑顔がまた見たいなあ、とジウと散歩しているときにふと思ったりする。

2024.08.21 Wed.

さらば、夏休み

結構ガッツリと夏休みをとった。その間、文章は一文字も書かず、本もほとんど読まなかった。なので久しぶりの日記になってしまった。今日からまた日常。ファイトだ自分。

夏休み、何をしていたかといえば本当に何もしなかった。一回映画を見に行ったくらいであとは外食に行く以外、ほとんど家にいたのではなかろうか。自分は人に全く会わなくても、無理に何かしなくても、全然平気なタイプ、むしろその方がリラックスできるので、溶けるんじゃないかってくらいにリラックスしていた。ただ窓から青い空を眺めているだけで、人生は幸せ。

といいつつ、最近気になるのがお菓子をやたらと食べてしまうこと。普段の食事スタイルが朝食抜き、昼は納豆ご飯、夜だけしっかり食べる、なのだけど、その夜のあとにお菓子(甘い物)をバカバカ食べてしまう。今も夕食のあとに桃を食べ、たけのこの里を食べ、さらにミニバームクーヘンを3つも気づかないうちに食べていた。絶句。もうこれが夜ご飯じゃないか。

朝、昼をほとんど食べない生活の皺寄せが確実に、夜に来ている。むしろ普通に食べるよりカロリー多く摂っていそうだし、体にも悪そうだ。対策を練らなければ。というか、朝、昼、ちゃんと食べるべきじゃないのか。悩みどころ。

それにしてもうちのトトは、本当に陽気な子で目が合うとそれだけで「にゃっ」と鳴いて走り寄ってくる。何をしていても、こっちに用事がなくても、走り寄ってくる。

今も新たらしく買ってあげた爪研ぎで爪を研いでいのたで、「いいぞいいぞ」と思ってチラッと見ただけで、爪研ぎをやめてこちらに走り寄ってきた。そういう時、トトの瞳は喜びに満ちていて、とてもきれいだ。

2024.08.08 Thu.

ああ、夏休み

今日も朝から猫たちは元気。猫が朝から元気だと、それだけで幸せ。

今朝は比較的涼しかったので、ジウとのパトロールという名の朝の散歩も楽だった。途中から陽が出てきてしまったので、強制帰還させたけど。

夕方に宮崎で地震。仕事から帰ってきた妻に聞くまで知らなかった。被害がこれ以上広がらないよう、切に願う。当たり前の日常をみなさんが一日でも早く送れますよう。

妻は明日から夏休みだそう。もともと週四勤務なので、祝日も含めて10連続休みになるらしい。すごいな、そんなに休みがあるとか。

思わず羨ましいと言ったら、「そっちの方がずっと羨ましい」と言われた。妻からすると、家にいて、通勤電車に乗ることもなく、わずらわらしい職場の人間関係でストレスを溜めることもなく、好きなときに仕事して、猫と一緒に一日中いられる僕の方がよほど羨ましく思えるらしい。そうですか、すみませんでした。

確かにそう言われると、何も言えない。思う存分、夏休みを満喫してくれと思う。でも10連休は羨ましいなあ、とやっぱりちょっと思ったりするのだった。

2024.08.06 Tue.

嫌いな人

今日も朝のジウとのパトロールからスタート。家の近所を一人と1匹で練り歩く。ジウは何か怪しいものがあると、立ち止まってはクンクンと執拗に匂いを嗅ぐ。

私からすると、なんの変哲もない道路なのだけど、「む!ここはなんか怪しい匂いがするぞ!ちゃんと確認しないと!」ということらしい。まあ、君のおかげで町の平和は守られているということにしておく。ありがとう、ジウ。

今日はなんとなく嫌いな人のことをやたらと思い出してしまう1日だった。「なんであんなこと言うんだろう」とか「あの人のああいうところが嫌なんだな」とか。全く無意味な思考であるのは重々承知しているけれど、これがなかなか手強くて止められない。

でも、以前に比べて嫌いな人が周囲からだいぶ減った。数年前までは自分の周りには嫌いな人があふれていたけれど(それもどうなのかと思うけど)、最近は数えられるほどもいない。

考えてみれば、以前は「人を嫌いになってはいけない」といつも心の中で思っていた。でも、その思考こそが嫌いな人を身近に置いてしまう原因なのだと気づいたので、最近は「嫌ってもいい、人間なんだから好き嫌いはあって当然」と開き直るようになった。

すると不思議なことに、身の周りにいた嫌いな人が気がつけばずいぶんと減ったのだった。「人を嫌いになってはいけない」という本心に抵抗する気持ちが、逆に嫌いな人を引き寄せてしまっていたのだろうな。今になってやっとわかる。

なので、最近は安心して嫌うようにしている。

とはいえ、嫌いだから呪ったり不幸が訪れたりを願うわけではない。嫌いな人でも、幸せでいますようにという慈悲の気持ちをなるべく持つようにしている。まあいつもは難しいけれど。

でも、それこそが自分の心を救うことにもつながるのだと思う。嫌いなのはしょうがない。でも、そこから恨みや憎しみの感情を生み出す必要はないわけで。自分にとって嫌いな人でも、誰かにとっては大事な人で、そして誰もこの世界で幸せに生きたいと願っているわけで。

だから、こっそり幸せを願うくらいの余裕ある気持ちでいるのが大事だと思う。すると、またそれも不思議なことに、「嫌い」と思っていた心がなくなって、その人と普通に接することができるようになる。結果、嫌いな人が減るという好循環が起こる。

と言うわけで、今日も嫌いな人のことがしばらく頭から離れなかったけれど、しっかり幸せを願っておいた。僕の嫌いなあなた、どうぞ幸せに。

2024.08.04 Sun.

海外ミステリー

なんとなく海外ミステリーが久しぶりに読みたくなって、購入した。

「自由研究には向かない殺人」という作品。で、自分はミステリーとか読み出すと先が気になって気になって、止められなくなってしまう。妻からも「ハマりやすい。それしか見れなくなるよね」と言われている。そうなんです、自覚あるんだけど。アルコール飲めなくてよかった、飲めたら中毒になっていたかもと思う。

結局深夜2時くらいに読み終わるまで読み耽ってしまった。夜更かししないように気をつけているのだけど、久しぶりにやってしまった。

でも本は面白かった。ミステリーとしても青春小説としても楽しめて、これぞエンタメって感じの雰囲気を堪能できた。なので朝、猫たちにいつもの時間に叩き起こされるはめになって寝不足でつらかったけど、後悔はない。でも1日眠かった。

2024.08.03 Sat.

ああ、クリームパン

今日も暑い中、ジウと散歩に。ジウは散歩中、人と遭遇するといつも鳴いて挨拶する。

もともとダミ声なので、「ニャア」ではなく「ワーウ」という感じ。本人としては、「おはよう」とでも言っているのかな。とにかく誰彼かまわず挨拶して、時に挨拶された人がちょっとびっくりすることになる。

今日も前から歩いてきたおばあさんに、ジウは元気に挨拶。すると、おばあさんは一度立ち止まって不思議そうに目を細めてジウを見てから、「ネコ!」と叫んだ。犬の散歩中だとに思っていたのに猫で、おまけに挨拶までされたのでびっくりしたらしい。

「そうです、猫なんです」と僕が言うと、「あらー、猫もリードで散歩するのねえ」と感心した様子。その間もジウがずっと足元でワウワウ言ってるので、「何か必死に言ってるわね」と若干困惑していた。出会った人に挨拶するのが趣味なのだと言うと、笑っていた。

と、朝の散歩はそれでおしまいで、その後はちょっと仕事したりしつつ、その後ジムのプールでたっぷり水中ウォーキングして、合流した妻と近所の美味しいパン屋さんでパンを大量買い。いつも大行列になる人気店なのだけど、さすがにこの日差しなのでお客さんも少なく、並ばずに入れた。

ここのクリームパンが本当に本当に美味しい。なにしろパンもクリームもとろとろ。もう手に取った瞬間に崩れてしまいそうになるほどやわらかい。なのでつぶしてしまわないようにそっと持って、食べる。クリームはどうやって作ったらこんなにクリーミーになるのかというくらい。カレーパンが有名なお店なのだけど、個人的にはここのパン屋のクリームパンは世界一だと思っている。

パンって本当にしあわせな気分にさせてくれる。その匂いを嗅いでいるだけで幸せ。というわけで自分の分だけでも3つもクリームパンを買ってしまった。そして、ホクホクした気持ちで帰ったとさ。

2024.07.31 Wed.

殺戮の天使トト

今朝はひさしぶりに曇りだったので、ジウもはりきって散歩へ。日差しがないおかげで人間もだいぶ楽、ジウも途中でぐったりして歩くのをストライキすることもなく、家まで無事帰ってきた。

我々が散歩している間、トトは庭でお留守番しているのだけど、なにやらひとりで興奮している。そのまま我々が家に入ると、トトも入ってくるがその口には何かを咥えている。ぽとっと床に落としたものを見ると、トカゲさんだった。

かわいそうにトカゲさんは、すでに天に召されていた…。その凄惨な現場を見て、「ひっ!」と思わず本気の悲鳴が出た。

そうだった。夏になるとトトは庭にいるトカゲさんを見つけては狩り、そして自慢げに家に咥えてくるのだった。悪気はないし、猫の習性なのだろうけれど、しかしこれはむごい。

トカゲさんもうちの庭にいたせいで、こんな凄惨な事件に巻き込まれてしまって……申し訳ない。トカゲさんたちも連絡網とかで「あの家にはヤバいのがいるから近づかない方がいい」とか情報を回して、うちには来ないでほしい。

仕方ないので、亡骸は僕が庭の土に還してやることに。トトは心なしか誇らしげな顔でそれを見ている。女の子なのにね。天使みたいにかわいいのにね。夏になると、殺戮の天使になっちゃうんだよね。

トカゲさんのご冥福を祈る。そして、まだいるであろう庭のトカゲさんたちのためにも、トトはなるべく外に出さないようにしようと誓った。(でも、言うこと聞くタマじゃないのだけど)