やぎさわ便り八木沢里志 公式サイト

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2025.04.02 Wed.

びっくりするほど美味しい店

ちょっと忙しくて、しばらく日記をさぼっておりました……。

ここ数日は冬に戻ったような寒い日が続きますね。雨もずっと降っているのでジウも散歩に行けず。なんかやたらワウワウ言って甘えてくるのだけれど、ストレスが溜まっているのかも。明日は散歩に連れていってやれるといいのですが。

ところで、ちょっと前に出版社の方にとても美味しいお店に連れていってもらったのです。僕はあまり名店とかに詳しくないので知りませんでしたが、イタリアンのお店として有名なところのようでした。

で、そこで食べた料理がもう、本当に全部美味しくてびっくり!高級店なんて出版社様に連れていってもらう以外では食べる機会がないので、毎回ご馳走になる度にびっくりするのですが、今回はなんというか、今まで食べたイタリアンの中でも一番美味しくて、ずっと感動しっぱなしでした。

前菜の生ハムの盛り合わせ(写真右)から口で一瞬でとろけてしまうほどふわふわで「え!」となり、その後の白アスパラのパスタ、トリュフとチーズのパスタ、メインディッシュの子羊のステーキと、全部が食べ終えてしまうのが勿体無いくらい美味しく、会食だというのに無口になってしまったほどでした。

家に帰って妻に話すと「いいなあ、私も行きたい!あなたばかりずるい!」と文句を言われました。そんなこと言われても、こっちも連れていってもらっただけなんですけれど。

そんなわけで時々その味を思い出しては「美味しかったなあ……」と思い出にふけっているわけです。が、怖いのは妻がその時僕が撮ってきたスマフォの写真をよく見ていることです。今日もじっと食い入るように写真を見ておりました。

これは誕生日に連れていけという無言のアピールでしょうか。予約って取れるのかなあ。自腹だとすごく高そうだし、怖いんですけど。

2025.03.19 Wed.

雪が降った

今日は雪が午前中は雪。

ぼた雪がどしどしと降って、窓の外の街並みを白く染めていた。

美しい静寂の世界。

なんとなく誰かに手紙を書きたい気分。

手紙でしか書けないことってありますね。

伝えたいこと、言いたいこと、たくさんあるけれど、口ではうまく言えそうにない。

そんな時こそ人は文章を書くのでしょう。

といっても、特に書く相手もいないので、自分にでもあてて書こうかな。

なんてことをぼんやり考えて、しばらく雪を見ていた午前中。

猫たちもちょっとだけ庭に出て、その寒さに驚いて部屋に戻ってきた。

「寒いよ〜」って言いたげに部屋に入ってくるときの様子が、最高にかわいいのでした。

やがていつの間にか雪はやみ、そんなこと何もなかったかのように太陽が顔を出した。

なんだか面白い一日だったなあ。

2025.03.17 Mon.

カクテイシンコク

やっと今年の確定申告が終わりました。期日ぎりぎりになってやるのが、毎年の恒例という情けなさ。でもね、確定申告とか事務業が本当に、本当に苦手なのです。

「数字」とか「正確さ」とかを求められる作業が、子供の頃から本当に苦手で…。そういうのが苦手だから、今の職業についたというのだってあります。

ここ数年は人に手伝ってもらったりしてだいぶ楽になっているのだけれど、それでもやるまでがすごく苦痛で、「やりたくないよお」と直前までブツブツ言っています。子供か。

でも本当はそうしてぶつぶつ言ってないで、さっさとやってしまった方がいいんですよね。ずっと逃げている間、目の前に生乾きのぞうきんがぶら下がっているようで、全然落ち着かないしげんなりしてるんですから。

そういえば、学生時代も中間試験や期末試験が嫌で嫌でたまらず、終わったあとは心底ほっとして、いつもの景色がキラキラ輝いて見えたものです。さすがにあそこまでの喜びはないけれど、今は責務からの解放を味わっています。ふふふのふ。

ところで話は変わって、最近メガネを買いました。僕はあまりコレクションとかしていないのですが、メガネは実用性もありつつデザイン性も好きなので、1年に1本くらいのペースで購入しています。最近買ったのは、写真の一番したのもの。重厚感がありつつフレームは繊細で軽く、グレイのような色なのだけど、陽の光に当たると緑ががかってみえる一品。写真だと全然わからないけれど。

これはフランスのALEM(アーレム)というメーカーのもので、もうこのメーカーのメガネも3本目です(上2本も同じくALEMのもの)。

メガネって本当に1本ずつ表情が違って面白いです。その日の気分でメガネを選ぶと、ちょっとした気分転換になりますし。しばらくは新しく仲間した、このメガネばかりかけて過ごすことになりそうです。

それはともかく、来年こそは早めに確定申告終わらせるぞと心に誓ったのでした。まあ、毎年そう誓うのですけれどね……。

2025.03.11 Tue.

3月11日

今年もこの日がやってきました。

東日本大震災からもう14年が経つのですね。時の経つのは早いものです。

世の中ではいろいろ大変なことや深刻な問題も多いですが、僕の周りはいたって平和で、毎日穏やかに暮らしています。そのことが当たり前になってしまって、つい感謝を忘れてしまうこともありますが、今日はそんな何気ない毎日がどれだけ尊いものなのかを思い出させてくれる日でもあります。

当たり前に思える毎日も、本当は当たり前などではない奇跡のような日々。そのことを忘れずに生きたいです。

そして、自分の周りにいてくれる人たちに感謝を。できることならば、ポジティブな言葉をつむいで生きていきたいです。いつ何が起きて二度と会うことができなくなってしまうことがあるのだ、ということを痛感したのが、14年前の今日という日でした。

後悔のないように、自分の大切な人には日々、愛や感謝の言葉を伝えたいです。

世の中、特にネットの世界は昨今本当にネガティブな言葉ばかりが飛び交い、誰かが失言しただけで無関係の人たちが寄ってたかって袋叩きにしたり。

きっと誰もがストレスを抱えて、それらが爆発してそういうことが起きているのだろうけれど、そしていろいろ厳しい現実ばかりでそんな気持ちになってしまうのもわかるけれど、それでもやっぱりポジティブな言葉を使って行くのが大切なんじゃないかなあ。

言葉や行動はエネルギーになるから、世の中や社会をよくしていくためにも、怒りの感情に流されてしまうのではなく、ちょっとつらいことがあってもグッと踏みとどまって、良い言動をしていく。

そういう意識に流れていってほしいなあと個人的には思います。3月11日が日本人にもたらしら教訓ってそういうことだと思うのです。

明日突然人生が終わってしまうことだってありえる。だからこそ、日頃から愛や感謝の気持ちを周りの人に伝えて、後悔のないように生きる。人を不快にすることじゃなく、人を幸せにすることを意識して選択して行動していく。

そういう気持ちを大事に生きていきたいです。

2025.03.10 Mon.

理想の創作ライフ

今日からあたたかくなるとの天気予報通り、昨日までの身を切るような寒さはやわらいでお散歩日和でした。

ジウとの散歩中、公園や軒先でも植物があちことで芽吹き始めていて、気持ちが弾みました。白梅も美しく咲いているし、ああ、もう春はもうすぐだなあと実感できてうれしいです。

ジウと一緒に、ぼーっと公園のベンチに座って澄んだ青空を眺めているだけでとても幸せ。

ああ、こういう穏やかな幸せが一番好きだなあと、しみじみ思います。人にはいろんな幸せや理想の暮らしがあって、知人なんかには毎日が刺激に満ちた都市での暮らしがいい、という人もいるけれど、僕は静かで落ち着いていて、自分の心としっかり向き合える環境がいいですね。

そういう気持ちが年々高じてきて、今は都心にも出やすい、それなりに便利な場所に暮らしているのだけれど、もっと自然が身近に感じられる場所に引っ越したいなあと思っています。

できれば、緑が身近にある場所。朝は、毎日山の中をぼんやり考えごとをしながら歩き回って、緑の囲まれた家で執筆して、休憩時間にはまた散歩に行ったりウッドデッキでぼんやり空でも眺めたり。週末は山登りをしたり、山や渓谷にサイクリングをしたり。

創作する者として、頭に空白ができやすい環境に身を置くのもやはり大事だと思うこのごろ。ゴミゴミしたり騒がしい場所にいるより、自然が多く静かな場所の方が圧倒的に創作が捗るというがあって。あくまで、僕の場合で、すべての創作者がそうではないのでしょうが。

まだゆっくりと物件を探し始めた段階だけれど、数年後にはそんな緑あふれる場所での生活をできたらなあと思っています。できれば都心への利便性もよくて、自然があって……。

探せば候補地はけっこう出てくるのだけれど、どこも決め手に欠けていて、まだ迷い中。そのためにも色んな人に話を聞いてみようかと。

というわけで、目指せ、理想の創作ライフなのです。

2025.03.07 Fri.

トークイベント

一昨日の夜は、キム・ホヨン氏との対談イベントに出演させていただきました。

同じヒーリング小説の書き手として、創作やどんな気持ちで執筆にあたっているかなどお話ができて、楽しかったです。

僕がいろいろ個人的に聞いてみたかったことをばんばん質問してばかりで、大丈夫だったかな……。僕は楽しかったですが、会場に来てくださった方も楽しんでいただけたなら良いのですが。

僕がキムさんに一番聞きたかったのは、「どんなときに物語が思い浮かぶか?机に座りながら話が思いつくタイプですか」です。他の書き手の方、しかも優れた書き手が、どんなときにインスピレーションが湧くのか知りたかったのです。

キムさんは、机に座って考えてもなかなか話が出てこない方だそうで、普段から歩きながら物語の構想を練っているとのことでした。僕も同じで、だいたい物語の基盤となる部分は、歩きながら浮かんでくるし、骨子もまた歩いている最中に固まっていくので、同じでちょっと嬉しかったです。

僕が歩くのがとても好きだと言うと、キムさんも同じだとのこと。ならば、今度僕が韓国を訪ねたときは一緒に歩きましょう、と約束しました。キムさんがソウルの街を案内してくれるそうで、とても楽しみです。

というわけで無事にイベントも終わり、ほっとしています。海外の作家さんとこうして交流を持たせてもらえるのは、すごく嬉しく、そして誇らしいことです。また機会があれば、このような場に参加させていただきたいですね。

そして、キムさんと韓国で再会できるのを今からとても楽しみにしています。

2025.03.04 Tue.

明日は……

今日もまた、とても寒い一日でした。

ジウとも散歩に出たものの、寒すぎて近くの公園にちょっと寄って、すぐにUターン。寒い日は撤収が早くて助かります。

そんなジウは最近、肌の調子が悪いです。もともと皮膚にアレルギーがある子で、ここ数ヶ月はステロイドを飲ませて様子を見ていたのだけど、薬の予備がなくなった途端にまた肌に痒みが出て強く掻いてしまい、頭や耳の後ろ、背中がハゲてしまいました……。かわいそうに。

アレルギーの原因がわからないけれど、とりあえずステロイドは飲ま続けた方がいいのかなあとちょっと迷い気味。ステロイドは体への負担もやはりあるようなので。

猫が体を掻きむしってしまう原因に、他にストレス性のものもあるのだそう。うちでは特にジウにストレスをかけている覚えはないのだけど、なんでも怪しがる妻いわく、「あなたがトト、トトってトトちゃんばかりかわいがるから、傷ついてストレスになってハゲちゃったんじゃないの。もっとジウへの愛を全面に出して」とのこと。

オラオラ系のジウに限ってそんなことないだろうと思うのだけれど、万が一のためにしばらくジウびいきにしてみようかと思います。いや、人気者は大変です(得意げ)。

と、話は変わって、明日の夜19時からは神保町の韓国書籍専門店チェッコリさんで、キム・ホヨン氏との対談イベントに出ます。同じヒーリング小説の書き手として個人的に聞いてみたいことがたくさんあるので、どんなお話が聞けるか楽しみです。

しかもイベントに興味を持ったNHKさんから取材依頼があったそうで、明日の会場ではカメラを回すそうです。個人的にはへらへらと気楽にやりかったけれど、頑張ってお話しようと思います(プレッシャーになるので、あんまり考えないようにしてますが)。

というわけで、会場にお越しくださる方にお会いできるのが楽しみにしつつ、今日は寝ることにします。

2025.03.03 Mon.

失敗してもいいし恥をかいてもいい

昨日はとっても暖かかったのに、今日は一気に寒さが逆戻りの1日でした。

僕の住む関東某所では午後からぼた雪が降っていました。ジムでランニングマシンで走りながら、窓の外でしんしんと降る雪を眺めながら、「美しいなあ」と見惚れてしまいました。まあ、積もったりしていないので、呑気にそんなことを言えるのですが。

ところで人間を一番窮屈にしてしまう考え方ってなんでしょう?今日はずっとそんなことを考えていました。

僕が思うに、「失敗したくない。恥をかきたくない」という思いを持って生きることじゃないかなと。

この気持ちがあると、人生で何か新しいことをはじめるのが億劫になるし、チャレンジ精神も失われて、生きていることを楽しめなくなってしまう気がします。そして最近は、この思考を持っている人がすごく多い気がします。

まあ、僕も偉そうなことは言えず、無意識に失敗を恐れたり恥をかきたくないと思ってしまうことがあります。でもそういうとき、本当に窮屈で自分で自分の人生を選んでいる気がしなくなってしまうのですね。

僕の場合、やっぱり「いい作品を書きたい。人からつまらないと言われる作品は書きたくない」と創作のときに思いやすいです。でも、この思考に囚われているときは、創作そのものをまったく楽しめていないし、書くスピードも圧倒的に落ちます。つまり、何もいいことないんですよね。

だからよく自分に言い聞かせるのは、「失敗してもいいし、むしろ嬉しい」「恥をかけて嬉しい」という言葉です。失敗や恥を恐れる潜在意識に失敗も恥もぜんぜん悪いことじゃないと刷り込ませることで、その窮屈さから解放されていく気がします。

まあ、こういう刷り込みは1日2日で効果が出るものではないので、毎日言い続けることが大切になってきます。僕は執筆中は本当にしょっちゅう「失敗恐れているモード」に突入してしまうので、それこそその度にやるわけです。

創作だけでなくても、人生全てに言えることなんじゃないかなあと思います。失敗や恥を恐れていると人生が停滞してしまって、自分が何をしたいかわからなくなってしまいます。そういうわけで、「失敗してもいいし、恥をかいてもいい」と心で思うことはすごく大切なことだと思うわけなのでした。

というわけで、今日も寝る前に心にくり返しつぶやくことにします。

2025.02.27 Thu.

「森崎書店の日々」新装版

ちょっと風邪をひいてしまい、しばらく日記もサボっておりました。

連休中でだいぶ復調しました。にしても、寒暖の差が激しくて体調崩しやすいですね。読んでいる皆様も、どうぞお気をつけください。

今日はちょっと嬉しいお知らせをひとつ。

長らくお待たせしている「森作書店の日々」と「続・森崎書店の日々」の新装版がようやく出せそうです。詳しくは話せませんが、ようやく権利の問題がクリアになり、自由に出版できるようになったのです!

ああ、よかった。肩の荷が降りた気分です。本当にここまで来るのに長い時間がかかりました……。いろいろな方にご協力いただき、やっとという感じです。ご協力いただいたみなさんには感謝の言葉しかありません。

新装版「森作書店の日々」と「続・森崎書店の日々」は、単行本として今年の秋頃の出版を目指す予定です。

海外ですでに30カ国以上で翻訳展開され、各国でベストセラーになっている本が、なぜか母国の日本では買えないという意味不明な状況がやっと変えられて嬉しい限りです。

この作品を好きな方、読んでみたい!と思いつつも、まだ読めていないという方、ひとりでも多くの方に届けられるようにしていきたいです。おまけの掌編もつく予定なので、既読の方にも楽しんでいただけるんじゃないかと思います。

他にも新作の予定や11月にはアメリカで「純喫茶トルンカ」が出版される予定だったりと、いろいろと楽しみが続きそうです。とりあえず、楽しみに待っていただけたら幸いです。

2025.02.22 Sat.

風邪を引いた

昨日くらいから、どうも風邪を引いたようです。

寒風吹き荒ぶ街中を欲しかった本を求めて、うっかり薄着で歩きまわったせいかもしれません。咳が出るし、鼻も出ます。

というわけで、しばらくは安静にしていようと思います。

こういうとき、猫たちは飼い主を慮って静かにしてくれるか?

答えはノー。いつもの時間に起きてこないと、「起きろ起きろ」とめちゃくちゃしつこく起こしてきます。ジウにいたっては、鼻を噛んでくるので、本当に油断できないです。そんなときはかわいい猫たちも悪魔に見えてくるのでした。

というわけで風邪でも、明日もいつもの時間に起こされることでしょう。まあ、いいです。とりあえず安静にしていようと思います。